ボドニーク②

ボドニーク①

水の精

『水の精(The Water Goblin)』

『水の精』はチェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークの作った交響詩です。
チェコ語で「Vodník(ボドニーク)」、英語だと「 Water Goblin(ウォーター・ゴブリン)」と訳されます。チェコの詩人、カレル・ヤロミール・エルベンの詩集『花束(Kytice)』の一篇「ボドニーク」をもとにして、1896年に作られました。



チェコに伝わる水の精「ボドニーク」と、人間の少女の婚姻譚です。
↓以下、ざっくりとした内容 (英語ウィキ『The Water Goblin』の要約文を参考にしました)


○○○

水の精は湖畔のポプラの木に腰掛け、月に向かって歌う。
彼は自分の結婚式のため、緑のコートと赤いブーツを縫っている。

不吉な夢をみたのだと、母親は娘が湖に行くのを引き止める。
それでも娘は水辺へ行き、洗濯を始める。
途端に橋が崩れ、娘は水の精に攫われてしまう。

水中の城で、水の精と娘は結婚する。付添役は黒いザリガニと魚達。
娘は我が子に悲しい子守唄を歌う。それを聴いて水の精は怒る。
母に会いたいと娘が頼み、水の精は約束する。
子供を湖に残したまま、一日だけ会うことが許される。

母と娘は再会する。刻限の鐘が鳴るも、母は娘を返さない。
水の精が家のドアを叩き、妻を呼ぶ。湖に嵐が吹き荒れ、子供の泣き声が聴こえる。
大きな音がして嵐が止み、母はドアを開ける。
血塗れで転がっていたのは、体のない小さな頭と、頭のない小さな体だった。

○○○



残念ながらバッドエンドです。
子供を殺さなくても…などと思ってしまいますが、異類婚はシビア…。この辺は、ボドニークが「子供がお腹を空かせて泣いているぞ」と呼びかけ、母親「それなら子供を連れて来い」と返すようなやりとりを踏まえています。
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