オーレ・ルゲイエ

オーレ・ルゲイエ

『オーレ・ルゲイエ(Ole Lukøje)』

デンマークに伝わる精霊。睡魔。夜遅くまで起きている子供たちを眠らせ、絵の描かれた傘を広げて夢を見せる。良い子は楽しい夢を見せてもらえるが、そうでない子供には無地の傘を使い、深く眠り込んで何の夢も見ることができない。



オーレ・ルゲイエは、アンデルセンの童話『眠りの精のオーレ・ルゲイエ』に登場し、作中で詳しく描写されています。

オーレは様々な色に輝く絹の上着を着ており、腕に二本の傘を抱えています。足音のしないように靴は履かず、靴下だけを履いています。
夜、音もなく部屋に入ると、子供たちの目にミルクを吹きかけます。すると子供は目を開けていられなくなり眠ってしまいます。彼は眠った子供たちの上に傘を掲げて、色んな夢を見せることが出来ます。
良い子には絵の描かれた傘を広げ、楽しい夢を見せます。しかし行儀の悪い子供には無地の傘を広げ、何の夢も見せてはくれないのです。

また、オーレ・ルゲイエには同じ名前の兄弟がいます。
彼は人が亡くなるときに現れる、つまり死神です。黒いビロードのマントを翻し、銀の刺繍の入った美しい軽騎隊の制服を着ています。亡くなった人を自分の馬に乗せ、走らせながら二種類の話をします。
相手が良い人なら、馬の前のほうに座らせ美しい話を聞かせます。悪い人なら馬の後ろのほうに座らせ、気味悪く恐ろしい話を聞かせます。たとえ相手が震えて泣いても、馬にぴったりくっついて降りることは出来ません。



【参考文献】
・アンデルセン著、大塚勇三訳 『雪の女王―アンデルセンの童話 3』
・草野巧著 『幻想動物事典』
・英語版wikipedia 『Ole Lukøje

※同じ睡魔の紹介はこちら → 『ウィー・ウィリー・ウィンキー
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