赤い靴(アンデルセン童話)

アンデルセン作の童話『赤い靴』より
少女カーレンと、剣を持つ天使の邂逅シーンです。

赤い靴

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「おまえは、踊りつづけるのだ!」と、その天使がいいました。

「おまえの赤い靴をはいて、踊るのだ。
おまえが、青ざめて、つめたくなってしまうまで!
おまえの肌が、まるで骸骨のようにちぢんでしまうまでも!
おまえは、この家の戸口からつぎの戸口へと、踊っていくのだ。
そして、うぬぼれやで、みえっぱりな子供の住んでいる家に行ったら、そこの戸をたたくのだ。
そうして、その子たちが、おまえの来たのを聞きつけて、おまえをこわがるようにするのだ!
おまえは、踊るのだ!踊るのだ!」

「許してください!」
と、カーレンは叫びました。


《引用:『赤い靴』 アンデルセン著、大塚勇三編・訳》
    (アンデルセンの童話3「雪の女王」所収)