怪人赤マントのゆっるい漫画。 (赤マントを紹介した記事 →
『怪人赤マント』)
縦に長いので折りたたんでいます。

赤マントの吸血ネタってあんまり見ないなーと思って描いたけどあんまり吸血関係なかった。
※追記 続きました →
②
沖縄県立博物館・美術館で開催されている、「京都 清水寺展」を見に行ってきましたー。

修学旅行で定番の清水寺ですが、私は行ったことがありません。中学は九州旅行だったし、高校は自由参加だったので行きませんでした。(行く人と行かない人、クラスでも半々ぐらいの割合だったかと)
でも京都にはすごく行きたい。神社仏閣巡りとかしてみたい。そんな気持ちをささやかながらも満たしに行ってきました。
とはいえあんまり仏像には詳しくないのですが…、知識が無くても十分に分かりやすい展示内容でした。
また、配布されていた展示リストの他に「仏像鑑賞のてびき」という解説も付いていました。仏像の種類や特徴が説明されています。仏の持つ「三十二相」という身体的特徴の一覧や、千手観音菩薩が手に持っている物のリストなどまで書かれていて面白いです。
展示内容も見応えのあるものでした。
沖縄で仏教美術展は珍しく、興味深く鑑賞しました。「清水型千手観音」とも呼ばれる「本堂十一面千手観世音菩薩立像」は、さすがの迫力です。おなじみの風神雷神像もありました。二十八部衆の像も展示されており、鳥の羽とクチバシを持つ「迦楼羅王立像(かるらおうりゅうぞう)」や五つの瞳を持ち琵琶を弾く「摩睺羅伽王立像(まごらかおうりゅうぞう)」などの変わり所についつい注目してしまいます。
最後の辺りには、像を撫でてお祈りする「ふれ愛地蔵」や首を動かすことの出来る「首ふり地蔵」もありました。
そして「おもかるさん(重軽石)」という占いも。座布団の上に丸い石が置かれていて、軽く持ち上がれば願いが叶うそうです。もちろん試してみたのです、が…重い。超重い。私が非力すぎるのでしょうか、いや、私の前のお客さんも重い重いって騒いでたし…!一瞬浮かすので精一杯です。せめて台座をもう少し低くしてくれれば持ち上げやすいのだけど…それじゃあ占いの意味が無いか…。
物販コーナーでお守りや絵ハガキを購入。風神雷神像がとても格好良かったので。


清水寺展は12月8日までです。
そういえば今日は11月11日。ポッキー&プリッツの日です
特にポッキー類は食べませんでしたが…。
折角なので、去年描いたポッキーイラストでも置いておきます。(ブログにはまだ載せてませんよね…?)
『ポッキーヌ嬢と魔法の鍵』
得意の魔法でポッキーをデコるのがお仕事です。つまりポッ鍵。
以前「怪人赤マント」について調べた際、小沢信男の短編小説『わたしの赤マント』を紹介した事があります。
(そのときの記事→
『怪人赤マント追記』)
その小説内で、主人公である牧野次郎は昔に読んだという新聞記事を探していました。彼が語るに、昭和15年頃「一人の男が赤マントに関する噂を流して逮捕された」というものです。男は年齢30歳くらいの銀行員。社会主義思想の持ち主で、銃後の人身を動揺させ、厭戦的気分を広めるために行ったといいます。牧野は子供の頃にこの記事を読んだ覚えがあるのだが、どうしても見つからないということを話しています。そしてその謎を残したままこの小説は終わっています。
創作上の謎とはいえ、この小説は実際の資料をもとにして書かれた部分が多く存在します。そのため新聞記事の話題が本当にフィクションなのかは判断しかねる内容でした。
ところが最近、
『瑣事加減』のsamatsuteiさんからご連絡があり、その新聞記事だとおぼしき文がみつかったとのことでした。
(引用元 【『瑣事加減』「赤いマント(13)」
http://d.hatena.ne.jp/samatsutei/20131103】)
「デマ取締り/通信社員留置さる」
“戦時下の帝都に最近政、財界を撹乱するごときデマや、王子方面から全市にひろがった「赤マントせむし男」の吸血談など社会不安を醸成する悪質の流言飛語が盛んに流布されるので、警視庁情報課ではこれらのデマの根元を絶つため徹底的な取締りを行うことになり、二十五日管下各署へ厳重な視察内偵方を通達、一方捜査二課もこれに協力して去る二十三日来品川区大井倉田町三三六三 某通信社員拵智憲(三八)を留置、小林警部が取調べているが、同人は本月中旬から財界方面に平沼首相が暗殺されたと触れ歩き銀行界に相当衝動を与えたといわれる。
この種の流言は私利私欲のためにするものが多いので、警視庁では同人の背後関係についても厳重追及している。”
※引用文から区切り・記号を削除、また常用漢字への修正済み
samatsuteiさんの説明によると、この記事は昭和十四年二月二十五日夕刊(二十六日付)の読売新聞に載っていたものです。
銀行員ではなく通信社員の男ですが、小説内の情報と上手く合致しています。政財界を撹乱するようなデマ、吸血赤マントの噂による社会不安、留置された通信社員、銀行界への衝動など、「赤マントの噂を流す行員」のイメージを形成するようなキーワードがいくつも登場します。著者である小沢信男は子供の頃にこの新聞記事を読み、そしてその記憶を元にして『わたしの赤マント』という小説を書いたのではないのでしょうか。そして『わたしの赤マント』がこの記事を元にしていたとすると、赤マントのデマを流す銀行員説はこの小説から生まれた噂話であるということになります。
さらにこの新聞記事によって、昭和十四年当時に赤マントが新聞報道されていたという事実が確認出来ます。赤マントのデマは警視庁が取り締まるほど流行し、社会問題として新聞にも取り上げられていたのです。
現在、samatsuteiさんのブログにて赤マントに関する研究が連載中です。
新聞記事の紹介だけでなく、赤マントに関する細かな調査や考察が記されています。赤マントについて興味のある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
→ samatsutei
『瑣事加減』(別ウィンドウで開きます)
首里城祭の感想その②です。(
→その①)
琉球王朝絵巻行列を見た後は、暗くなる前に首里へと移動しました。
首里城周辺で行われている「万国津梁の灯火」を観るためです。このイベントでは、普段から行われている首里城のライトアップに加え、その周りに沢山の灯りが点されます。

↑このように灯りをたくさん並べて道が作られています。
ひとつひとつ、中にはロウソクが入っていました。開始前にスタッフの方が火を点して回ります。

ライトアップされた弁財天堂と円鑑池。その周りも灯りに囲まれていました。

首里城(の門)もライトアップ。
この日だけは、ライトアップされた首里城敷地内に閉園後も入ることが出来ます。
灯りは単純に道を作るだけでなく、並べ方にも工夫がありました。

文字や図形を灯りで描きます。五輪のマークと「2020」の文字。
他にハートマークも見つけました。さすがに沢山のロウソクを使っていますので、近寄るととても暖かいです。

琉球ガラスのアート作品もありました。
色とりどりで、とても綺麗です。
最後は龍譚池(りゅうたんいけ)の周辺を回って帰りました。

灯りが水面に美しく反射します。
周辺で写真を撮っている方も多く、突然暗がりの中に人を見つけては驚いたりもしました。いや…、灯りのないところはすごく暗いですからね。よく見えないよね。
以上、2013年度の『万国津梁の灯火』の様子でした!
見慣れているはずの首里城周辺が、まるで別世界のようでとても楽しかったです。『琉球王朝絵巻行列』も含め、初参加の首里城祭に大満足しました。来年もまた、観にいけるといいなぁ。
ハロウィン漫画のおまけです。(←先に読むことをオススメします)


魔女を挑発してはいけません。穏便に関係を築いていきましょう。
…結局ろくな出会いじゃないな。
さらにちょっとしたおまけ。

沖縄のチェーン店『クライマックスコーヒー』のハロウィン限定メニュー。
マフィンがアメリカンな感じにカラフルで可愛い。ハロウィンのゲームに因み、ドリンクは『ダックアップル』という名前です。
飲む前から分かってたけど…、超甘い。
ホットにしたせいか。