ハロウィンとマザーグース


This is the night of Hallowe'en
When all the witches might be seen;
Some of them black, some of them green,
Some of them like a turkey bean.

今夜はハロウィン
あらゆる魔女に会える夜
黒い魔女や 緑の魔女
トルコ豆のような魔女



《語句》
witch=魔女、女魔法使い
turkey bean=トルコ豆。この唄の「トルコ豆のような」とは赤い色を意味する。


ハロウィンの魔女


ということで、10月31日。今夜はハロウィンです。
ハロウィンの日には、色々な占いやゲームを行います。



○有名なものだと、「ダックアップル(Duck Apple)」。つまりリンゴ食い競争です。水を張った大きめのたらいにリンゴを浮かべ、手を使わずに口でくわえてとるというゲームです。(日本で一般的に食べるようなリンゴではなく、もっと小さいサイズのもの)


○クルミや栗を火の中に入れ、そのはぜ方によって愛を占います。このような風習があることから、ハロウィンの夜は「Nutcrack Night(ナットクラックナイト)」とも呼ばれています。
占いの際、子供たちは火の中の栗に向かってこう唱えるそうです。

 If you love me, pop and fly; (もしも私が好きならば、はじけて飛べ)
 If you hate me, lay and die. (もしも私が嫌いならば、そのまま死ね)


○リンゴを使った占いもあります。途中で切れないようにうまく剥いたリンゴ(またはじゃがいも)の皮を持って三べん周り、左肩の上から放り投げます。すると長いリンゴの皮が、未来の恋人の名前の頭文字を描き出すのだそうです。その際にはこの呪文を唱えます。

 聖ペテロとユダに請い願い奉る
 この続けてむいたりんごの皮で
 わたしのほんとうの恋人の頭文字を
 たった今 示し給え


○若い娘が「好ましい若者が追いかけてきて刈り取れ」と唱えながら麻の種を蒔き、早く結婚できるように願います。


○バラの枝を二本折り、それをからませます。一つの枝に自分の名前、もう一つに恋人の名前を付け「からまれ、からまれ、もつれあえ」とまじないを唱えます。


○ハロウィンに行うゲームも沢山種類があり、アガサ・クリスティ著『ハロウィーン・パーティ』にもハロウィンに行うという伝統的なゲームが紹介されています。

 『スナップドラゴン(ぶどうつまみ)』:ブランデーを使って燃えている皿から、干しブドウを取って食べる遊び。
 『小麦粉切り』:小麦粉をコップに詰め込んで固め、逆さにひっくり返して塊を取り出す。その上に六ペンス硬貨を乗せ、それが落ちないように気をつけながら小麦粉の塊を削っていく。六ペンスを落とした人はアウトになり、最後に残った人が六ペンスを貰えるというゲーム。
 『箒の柄競争』:箒の柄を飾り立て、一番綺麗なのはどれかを競うゲーム。

その他、先ほど説明したリンゴ食い競争や、鏡に未来の恋人が映るという占いなどが描かれています。ただし推理小説なので、楽しいパーティの直後、リンゴ食い競争で用いたバケツで女の子が溺死するという事件が起こるのですが…!


○○○


ハロウィンの占いやゲームは数が多く、まさによりどりみどりです。本来ならばせめてハロウィン一週間前位には紹介して、「ぜひやってみて下さい☆」というべきところだったのですが…。

当日の更新ですいません。
今からでも、やってみては…いかがでしょうか。


(参考文献:石川澄子訳『完訳マザーグース』、藤野紀男『マザーグースの唄が聞こえる』、アガサ・クリスティー『ハロウィーン・パーティ』、鷲津名都江『マザー・グースをたずねて』)
[ 2013/10/31 12:38 ] マザーグース | TB(0) | CM(4)

首里城祭2013①

10月25日~11月4日の間、沖縄県では首里城祭が開催されています。

首里城祭は、那覇市の首里城公園や国際通りで開かれる芸能行事です。日によって内容が異なり、連日様々なイベントが行われます。
ちなみに私は27日のイベントを観にいきました。その日開催されていたのは「琉球王朝絵巻行列」と「万国津梁の灯火」です。


○○○


「琉球王朝絵巻行列」とは、琉球王朝時代をイメージして絵巻風の行列に再現したものです。今年は約700人が参加しているんだとか。二時間かけて、三種類の行列が国際通りを練り歩きます。


まず初めは「国王王妃行列」。
一般公募によって選出された、国王と王妃を中心とした行列です。

国王

こちらが国王。残念ながら、お顔が写っていませんが…。
担がれているのは「ウチュー」という乗り物。国王が外出する際に使われたものだそうです。

[ 2013/10/30 20:57 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

仕立て屋さんと カタツムリ(マザーグース)

Four and twenty tailors
Went to kill a snail,
The best man among them
Durst not touch her tail;
She put out her horns
Like a little Kyloe cow,
Run, tailors run,
Or she'll kill you all e'en now.

20と4人の仕立て屋が
殺しに行ったさカタツムリ
そのなか一番すごい奴でも
尻尾すらも触れなかった
角を出すのさカタツムリ
まるで小さな牛のよう
逃げろ!逃げろ!仕立て屋さん
じゃないと今すぐ皆殺し



《語句》
tailor=テーラー、洋服屋、仕立て屋
snail=カタツムリ
durst=dare(あえて~する、思い切って~する、~する勇気がある)の古い過去形。
Kyloe cow=カイロー牛。スコットランド高知地方の小型の牛

仕立て屋さん

仕立て屋とは、臆病者のイメージを持つ職業なのだそうです。それは「仕立て屋9人でやっと一人前」ということわざにもなっている程です。
しかし詩の内容を見てみると、仕立て屋が臆病というよりカタツムリが化け物じみているような印象を受けます。角を出した姿はまるで牛のよう、むしろ全員殺されてしまう!…というのは相手が本当に化け物なのか、はたまた臆病な仕立て屋の妄想なのでしょうか。


ところで「カタツムリ」が登場するマザーグースと言えば、以前紹介した『男の子って何でできてるの?』という唄が有名です。それ以上にカタツムリを主役としたマザーグースでは、カタツムリへの呼びかけ歌があります。


(1)
Snail, snail, put out your horns,
And I'll give you bread and barley corns.

カタツムリやい、カタツムリ
お前の角を出してごらん
そしたらあげるよ パンやオオムギ


(2)
Snail, snail, come out of your hole,
Or else I'll beat you, as black as a coal.

カタツムリやい、カタツムリ
お前の穴から出ておいで、
じゃないとお前が石炭のように
黒くなるまでぶっ叩く


(3)
Snail, snail, put out your head,
Or else I'll beat you till you're dead.

カタツムリやい、カタツムリ
お前の頭を出してごらん
じゃないとお前が死ぬまで叩く



カタツムリへの呼びかけ唄はバリエーション豊富で、優しいものから乱暴なものまで多種多様です。日本でも「でんでんむしむしかたつむり」という歌うように、欧米圏でもカタツムリへの呼びかけ唄があるのです。




■おまけ
仕立て屋さんおまけ

唄の中で、カタツムリの代名詞が「she」となっているのが気になります…。英語だと動物にも「she」「he」と呼びかけるのは普通のことですが、カタツムリを彼女と呼ぶのは一般的なのでしょうか。

[ 2013/10/22 00:30 ] マザーグース | TB(0) | CM(0)

ハロウィンの31アイス

先日、サーティワンのハロウィン限定アイスを食べました。


実をいうと、サーティーワンアイスを食べるのは人生初です。結構高いんですね…。
しかしハロウィンメニューの可愛さには抗えず。


31ハロウィン


私が食べたのは左手前のおばけくんです。その可愛さったらもう…!しかし左の子、口元が若干凶悪なのは店員さんのセンスでしょうか。
中身はデビルズケーキにしました。デビルの名を冠するだけあって、確かに悪魔的な甘さでした…!ガナッシュ部分がとても美味しい。美味しいけれど、後半は甘い甘いと呻きながらの完食に…。甘党の方に!オススメします。個人的にはパンプキンプリンが好きだなぁ。


ハロウィンサンデー


ハロウィンサンデーも可愛い。乗っているのはホワイトチョコのデビルおばけ、チョコレートブラウニー、むらさき芋クッキーらしいです。ちなみにパンプキンケーキは売り切れていました。


10月は色んな店でハロウィンメニューが出てて面白いですね。ミスドのも可愛いな~。
[ 2013/10/20 11:29 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

コメント返信

12日の拍手コメント返信です↓

[ 2013/10/19 22:53 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

Hydnellum peckii

たまには甘々なイラストでも。

Hydnellum

『Hydnellum peckii(ハイドネルム・ペッキー、ヒドネラム・ペッキーなど)』

食用には適さないキノコ。北米やヨーロッパ、近年ではイランや韓国などで発見されている。
本体は白い色をしているが、表面から真っ赤な汁を出す。その特徴的な外見から、「苺とクリーム」「出血している歯キノコ」「赤い汁の歯」「悪魔の歯」などと呼ばれている。しかし成長するにつれて茶色くなり、目立たない姿へと変わる。


○○○


ケーキじゃないよ。キノコだよ。


キノコが好きです。食べるのも好きだけど、変なキノコを調べるのはもっと好きです。以前シイノトモシビタケに関するドキュメンタリー番組を観てからハマッてしまいました。光るキノコ、本当に綺麗です。本物が見てみたい。

ハイドネルムペッキーはおそらく和名が無く、カタカナ表記も微妙なところです。
「苺ジャムをトッピングしたデニッシュペストリー(パイ状の菓子パン)」に似ていると言われる程、それは甘っっそうな外見のきのこ。しかし実際の味はとても苦いそうです。見た目が若干グロテスクなので、苦手な方は検索しない方が良いかも…しれません。
関連情報があまり出回っておらず、今回はほとんど海外ウィキを参考にしています。もっと詳しく知りたいのですが、きのこ図鑑に載っているんでしょうか。英語だとよく分からない部分も多いですし…。同じHydnellum種である「Hydnellum ferrugineum(和名オオサビハリタケ)」も赤い汁を出すそうで。あの赤い汁は何なのでしょうね。毒性は…?




※追記:Hydnellum peckiiの読み仮名として、どれが一番近いんでしょうか。日本語ではハイドネリウム・ピッキーが広まっていますが、どうやら正しくないと聞いたので。ヒドネラム・ペキー、ヒドネルム・ペッキーあたり?


[ 2013/10/07 23:20 ] その他・イラスト | TB(0) | CM(0)