『カボチャ悪魔とハロウィン姉弟』

今日はハロウィンです。
という訳で、前のハロウィンの絵を漫画にしました。縦に長いので記事は畳みますー。

[ 2012/10/31 20:24 ] その他・漫画 | TB(0) | CM(0)

もうすぐハロウィンです

ハロウィン
「トリック・オア・トリート!」


…で、どっちが?



この時期になると、雑貨屋なんかがオレンジ一色になって楽しいです。

しかしハロウィン雑貨って難しいんだよなあ…。インテリアグッズとか、時期も短いし。ハロウィンパーティもなかなかやらないし。一般的に、ハロウィンをイベントとして楽しんでる日本人ってどの程度いるんだろう。
何かするとしたら地域のイベント位でしょうか…私はあんまり馴染みがないのですが。


ここでひとつ、本の紹介を。
個人的にハロウィンというと、レイ・ブラッドベリの『何かが道をやってくる』を思い出します。


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万聖節前夜、つまりハロウィンを間近にして、町に謎のカーニバルがやってきた。
その名も『クガー・アンド・ダーク魔術団』。真っ黒な汽車に乗って現れた奇怪なカーニバルの団員たち。彼らの持つ、乗る者の年齢を操作できる回転木馬。木馬を逆回転させるとBGMの葬送行進曲も逆再生し、乗った人間は若返る。それを利用して、永遠の旅を続けるカーニバル。

カーニバルの秘密を知った二人の少年は、盲目の魔女や、刺青男のダーク氏と対決する。




人の心の闇を追いかけ、旅するカーニバル。引きずり込まれたら永遠に逃れられない。

十月にどこからかやってくる者。秋の人間を、警戒しろ。



○○○


未知のものに対する好奇心と、それに近づいてはならないという葛藤。強く惹きつけられながらも悪に立ち向かおうとする少年たちが、とても魅力的に描かれています。そしてそれ以上に、少年たちの味方となり自分の老いと向き合っていく父親がまた格好良い!

10月31日の夜、秋の収穫を祝い悪霊や魔女を追い払うためのお祭りといわれているハロウィン。
『何かが道をやってくる』においてハロウィンのイベント自体はほとんど出てこないのですが、その雰囲気を存分に楽しむことのできる作品となっています。にぎやかで楽しいカーニバルの中で、何か恐ろしいものが紛れ込んでいるかもしれないという恐怖…、それこそがハロウィンの楽しさなのかもしれません。



いまいちハロウィンに馴染みがないという方も、読書でハロウィンの気分を味わってみてはいかがでしょうか。






ちなみにブラッドベリの作品でいえば『ハロウィーンがやってきた!』という本もあります。こちらはまさにハロウィンがメインのお話。『10月はたそがれの国』のタイトルもハロウィンの季節をイメージしているのでしょうか。怪奇小説という感じの短編集で、かなりオススメです。…怖くって。ある意味ハロウィン気分になれるかもしれません。


(※追記 ハロウィン漫画出来ました)
[ 2012/10/29 19:07 ] その他・イラスト | TB(0) | CM(0)

『奥さまは/魔女かもしれない』②

オカルト風味新婚さん四コマ、続きです。(前の記事→、次の記事→


[ 2012/10/25 20:34 ] その他・漫画 | TB(0) | CM(0)

『奥さまは/魔女かもしれない』①

たまには怪談以外の短編漫画でも。

若干オカルト趣味な、新婚夫婦ほのぼの四コマです。
某ドラマとは一切関係ありません。


魔女



魔女マンガ1





魔女マンガ2
表紙が完全に別人とか言ってはいけない。

続きです→ 

[ 2012/10/24 09:13 ] その他・漫画 | TB(0) | CM(0)

増える妖怪

小僧狸
『阿波の狸の話』より「小僧狸」

徳島県麻植郡学島村(現川島町)の化女の辻に、小僧の姿で現れたという化け狸。昔、夜中に人が歩いていると、その前に出てきて同じ方向に進みながら歩く邪魔をした。人が右に避ければ右に、左に避ければ左に寄って、常に人の前を塞ぐ。その人が腹を立てて突き飛ばしたり斬り付けたりすると、一人の小僧が二人になる。攻撃するたび、四人、八人、十六人と倍ずつ増えて道を塞いでいく。そうして朝の一番鶏が鳴くまで進行することは出来ず、一番鶏が鳴いた途端、小僧たちは一斉に消えていなくなるという。





小僧狸とよく似た例として、『桐一兵衛(キリイチベイ)』の話があります。
新潟県南魚沼郡や南蒲原郡に伝わっており、山路に現れ、斬りつけるごとに一人増えて数が多くなる妖怪だといいます。
 
山道を侍が歩いていたところ「早く歩いてお父様に抱かれ」と言って後ろから怪しい子供が追いかけてくる。刀で斬りつけると、子供は二人になり、斬るたびに一人づつ増えて大勢になってしまう。侍が逃げ出すと子供の大群は追いかけてきたが、鶏の声がした途端消え失せてしまった。鶏の鳴き声を上げたのは、侍の持つ刀に彫られた鶏の目貫だったという。(文野白駒『加無波良夜譚』)


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ちなみに桐一兵衛とは斬一倍のもじりらしいです。
子供の姿をしているところや一番鶏に退散するところまで、小僧狸の話とよく似ています。もう一つ似ているといえば、『諸国百物語』の「浅間の社の化け物の事」にも増える妖怪の話があります。


信濃(長野県)の剛毅な侍が、浅間の社(神社)に化け物がいると聞いて見に行くことにした。夜、拝殿に腰掛けて待っていると、若くて美しい女が三歳ぐらいの子を抱えて現れた。「あの方に抱かれなさい」と女に言われ、子供が侍に縋り付く。追い払っても戻ってくるため侍が斬りつけると、真っ二つになったところからまた目鼻がついて再生する。そうして一人が二人になるのを斬り付けていくうち、とうとう二、三百人ほどになってしまい拝殿を埋め尽くした。すると女が「では、私も参りましょう」と言ったので来たら斬り殺してやろうと思っていると、轟音がして大きな鬼が襲いかかってきた。侍は鬼に短刀を三度突き立て、止めを刺したと思ったところで気を失った。家来が駆けつけてみると化物はみな消え失せており、刀は塔の九輪(仏塔の上についてる輪装飾)を突き通していた。


こちらも妖怪増えまくりです。
二、三百人に増えるまで斬り続けるのがすごいな。そしてやっぱり増えるのは子供ですね。女が子供を抱かせてくるあたり、どちらかというと産女のパターンに類似している感じもします。


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以上。切り分けたところから分裂・再生するという「増える妖怪」達でした。それってプラナリア…。まあ小僧狸は突き飛ばしただけでも分裂するらしいですが。しかも総数が倍になるみたいだし。

分裂したり仲間を呼んだりする敵って厄介ですよね。ゲームとかでね。







若干乙女チックな感じの更新が続いた後でのバイオレンス漫画。
ホント統一感のないブログですいません。

レモン哀歌

智恵子抄

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白くあかるい死の床で
わたしの手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

(高村光太郎「レモン哀歌」『智恵子抄』より抜粋)



本日は「レモンの日」です。ふー…、一応間に合った。

詩人・彫刻家である高村光太郎の妻、智恵子は精神病を患っていました。
そして十月五日、最後に光太郎の持ってきたレモンを囓った直後に亡くなります。そのときの事を詠んだ歌が「レモン哀歌」であり、その歌にちなんで智恵子の命日は「レモンの日」と名付けられました。

二人はとても仲の良い夫婦だったそうです。病院にいる智恵子を見舞った後、光太郎は詩人仲間の草野心平に「ね、君、僕はどうすればいいの。智恵子が死んだらどうすればいいの?僕は生きられない。智恵子が死んだら僕はとても生きてゆけない。」と心の内を明かしています。妻智恵子も、精神が病んでいくにしたがって「わたしもうぢき駄目になる」と身の回りの始末を行い、最後に忘れ形見となる梅酒を漬けて残しました。


彼女の死後、残された梅酒を静かに味わう思いを描いた「梅酒」は、激しい哀切に満ちた歌となっています。

[ 2012/10/05 22:43 ] その他・イラスト | TB(0) | CM(0)

サーカス

サーカス

観客様はみな鰯
  咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん



 (中原中也『山羊の詩』「サーカス」より抜粋)



好きです中也。
国語の授業で習った方も多いのでは。

[ 2012/10/04 13:12 ] その他・イラスト | TB(0) | CM(0)